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メモリードはやばい?互助会のデメリット|掛け金で後悔しないために

メモリードはやばい? 葬儀社

葬儀会社メモリードが提供する互助会は、メリットだけでなく大きなデメリットが発生しています。利用者の間では「メモリードの互助会はやばい」と焦燥に駆られている意見が多く見受けられるのです。

何故メモリードの互助会がやばいといわれているのか、その理由は会社の現在の状況にあるようです。本記事ではメモリードの互助会がやばいと噂される原因と共に、互助会の実態に迫ります。

スタッフの甘い言葉に乗せられて掛け金で後悔しないために、互助会の仕組みと注意点を知識として身に付けましょう。

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メモリードがやばい理由

メモリードがやばい理由

メモリードがやばいという噂の発端は、メモリードの決算公告に起因しています。葬儀業界の中でも有名なメモリードですが、財務状況は一向に振るいません。官報決算サービスによると2021年10月22日発表の決算で株式会社メモリード東京は2億4800万円もの赤字を発表しています。

一族経営の会社

メモリードは大手葬儀会社。小さなお葬式にも引けを取らない事業展開をしており、東京など関東圏を始め佐賀や長崎など各地に斎場を構えているのです。メモリードの現在の社長は創業者・吉田茂視さんの息子であり、一族経営の大きな会社。公式サイトでは、連日「本日の葬儀案内」を掲載しており利用者が後を絶たないことが伺えます。

2019年から赤字が続いている

事業の様子だけ見ると一見経営が上手くいっているように感じますが、蓋を開けてみると2019年から赤字続き。2021年の決算公告を見ると2022年はさらに経営がひっ迫していると考えられます。

もしも倒産したら互助会のお金はどうなるのか

メモリードでは会員から毎月掛け金を受け取る形で、互助会も経営。利益のマイナスが続けば、当然倒産もあり得るでしょう。もし経営が傾いて倒産ということになれば、メモリードが提供する互助会の掛け金の半分が戻ってこない可能性も十分あります。

互助会の掛け金を返還しないのは会社として何ら違法ではありませんが、会社を信用して投資している利用者からしたらたまったものではありません。現在互助会への加入を検討しているならメモリードの互助会がどのようなシステムなのか把握して、メリットやデメリットも視野に入れておきましょう。

メモリードの互助会システム

メモリードの互助会システム

独自のシステムで顧客に大きなメリットを与えてくれる、メモリードの互助会。

入会するとメモリードが会社としていかに利用者のことを考えているのか、体感できます。

掛け金の半分が保証されている

メモリードの冠婚葬祭互助会では、掛け金保証制度を設けています。毎月の掛け金の半分は、国が指定する保全機関にて管理。

毎月お金を支払っても半分の額は保管されるため、利用者にとってマイナスになる要素はないのです。冠婚葬祭互助会は、経済産業大臣から厳しい審査や指導を受けて経営している厳正な団体。顧客は自分達が支払ったお金がどう使われているのか不安を抱きますが、国が責任を持って保管しているため不正に利用されるリスクはありません。

葬儀以外のイベントもサポートしている

葬儀社の互助会では、七五三や長寿祝いなど葬儀以外のイベントをサポートしてくれます。メモリードの互助会も、葬儀以外の各種イベントを熱心にサポート。

メモリードの互助会でサポートしているイベントは、以下のとおりです。

  • 供養
  • 出産
  • 七五三
  • ご卒業
  • 成人式
  • 結婚
  • 記念式
  • 長寿祝い
  • 葬儀

人生の節目は、何かとお金がかかります。せっかくイベントを祝うならお得に祝いたいのが本音。メモリードの互助会に加入すれば、男性女性問わず各種イベントをリーズナブルに済ませることができます。

加入時の契約金額で利用できる

メモリードの互助会は加入時の契約金額で、サービスを利用できます。どんなに会社経営が上手くいかなくても景気に左右されず、あなたが支払う契約金額を釣り上げるようなことはしません。

中には加入金額に追加費用を求めるような団体もありますが、メモリードから二重に料金を請求されるリスクはないので安心してください。自分で支払える無理のない契約金額を積み立てて、賢くメモリードの互助会サービスを利用しましょう。

互助会がやばい?トラブル例

互助会がやばい?トラブル例

2ちゃんねるなどネット上では、互助会加入で実際に起きたトラブルに対して辛辣な苦情を述べる声も挙がっています。安心して利用できるはずの互助会に苦情が寄せられるのは会社として非常に危機的状況。

互助会へのクレームで会社のイメージが悪くなれば葬儀社倒産の可能性は高まり、解約料金や掛け金が返還されないリスクが考えられます。今まで互助会でどのようなトラブルが起きたのか、以下のエピソードで現実を受け止めましょう。

想定していたサービスと異なる契約

加入時に聞いた説明と、実際に利用できるサービスが異なるというのは互助会でよくあるトラブルです。

  • 積み立て金を葬儀に充当しようとしたら利用プランを制限され充当できなかった
  • 満期になった5口を使おうとしたら2口までしか利用できないと言われた

上記のようなトラブルは、契約時にプランをしっかり確認していない方によく見受けられます。互助会ではプランによって利用できる口数を制限している場合もあり、事前に契約内容の細部まで目を通すことが大事。

セールストークに乗せられて詳細を確認せず契約すると、希望していたプランと異なる内容を強制される可能性もあるでしょう。互助会の掛け金は、あくまでも葬儀全てを賄うものではなく一部に充当される金額だと考えてください。

想定より高額な請求

互助会の売りは「低価格でお葬式を挙げられる」というものですが、現実的に考えて葬儀を格安で済ませられる可能性は低いです。「30万円でお葬式を挙げられるから」というセールストークに乗せられて満期になったものの、実際の葬儀費用は200万円以上だったという事例が後を絶ちません。

30万円で挙げられるお葬式は、せいぜい火葬や家族葬程度でしょう。一般葬など大規模な葬儀であれば60万円~100万円以上が相場。互助会の積み立て金で葬儀費用全てを賄える可能性は、ほとんどゼロに等しいのです。

互助会の外交員はノルマを達成すべく、あなたの心に漬け込んでオーバートークをします。契約内容だけ耳にするとものすごくお得なシステムに感じますが、いざ葬儀を実施するとなれば高額の費用を請求されるのが関の山。

あなたが互助会に興味を持っているなら、おいしい話には裏があると多少身構えておくことも大切です。

解約が困難なケースもある

互助会では、解約に関するトラブルが最も多いです。別の葬儀屋に依頼したいがために解約を申し出ても、引き止められて結局解約させてくれないというパターンが頻発しています。

互助会経営元に解約を伝えても応じてくれない際は、経済産業省に連絡しましょう。互助会のスタッフは自分達のノルマのために、1人でも会員をキープしておきたいのです。口車に乗せられて解約を先延ばししないように、解約の意思は強く持ってください。経済産業省の電話番号は、03-3501-2302です。

入ってはいけない互助会の見分け方

入ってはいけない互助会の見分け方

葬儀会社でも互助会制度を設ける会社は増えていますが、危険な互助会もあることを覚えておきましょう。魅力を感じて入会しても、会社が倒産して掛け金が返還されないなど危険な側面があるのは事実。

入ってはいけない互助会の特徴を、具体的に解説します。

倒産リスクがある

経営産業省認可の法人ということで互助会に安心感を抱く方も多いですが、互助会の運営は会社の経営あってのものです。積み立て金を投資に回す会社も多いですが、投資に失敗すれば経営難に陥り倒産するケースも多数。

会社が倒産すれば会費は返還されず、本来の目的だった葬儀費用が捻出できない可能性もあります。会社の倒産リスク有無は、主に以下の項目をチェックしてください。

項目 内容 判断材料
貸借対照表 会社の財産 負債比率8割以上なら危険
経常利益 会社の儲け 経常利益3年以上なら危険
営業活動キャッシュフロー 現金の出入り 赤字が大きければ危険

上記の項目で数年間赤字が続いている会社や支出が異様に多い会社は、倒産リスクがかなり高いでしょう。離職率が多い会社も危険信号。求人サイトで頻繁に募集を出している会社が運営する互助会は、加入後倒産する可能性もあります。

説明や料金プランが分かりにくい

基本パックで安価に見せている互助会は多いですが、ほとんどは葬儀に必要な項目が含まれていません。入会して実際に葬儀を挙げてみたら、ドライアイスや供花など葬儀に必要な備品で更に追加料金を請求される事例もよくあります。

分かりにくい説明で費用を異様に安く見せる互助会は、良心的とはいえません。お金の問題で気になる部分があれば、契約時にスタッフにしっかり確認しましょう。

口コミが悪い

互助会に入る前には、まず口コミを確認しましょう。優良な互助会であれば、口コミも良い意見が多数投稿されているはずです。少量でも悪い口コミがある互助会は避けるのがベター。

  • ランキングサイト
  • 口コミサイト
  • 2ちゃんねる

上記のような匿名性の高いサイトで評判をリサーチして、本当に安心して身を任せられる会社か事前に把握しておきましょう。

互助会の選び方

互助会の選び方

互助会の選び方には、様々なコツがあります。正しい互助会の選び方を知るだけで、トラブル回避に繋がるでしょう。

今あなたが入会しようとしている互助会は、手数料や葬儀プランを明示していますか?互助会に求めるべきものは、負担のない積み立て金と透明性といえます。

希望する葬儀形式を扱っている

互助会で取り扱う葬儀形式は、団体によって異なります。多くの互助会では参列者が多い一般葬を対象としていますが、近年は家族葬の需要が上昇中。需要と供給が見合っていなければ、せっかく互助会を利用しても意味がありません。

希望する葬儀形式が決まっているなら、その葬儀プランを取り扱っている互助会を選びましょう。

積み立て金額が自分に合っている

積み立て金に振れ幅があるのも、互助会の特徴。条件として掲げる積立金が自分に合っているか、冷静に判断しましょう。

一般的な互助会の積み立て金と支払い回数は、以下のとおりです。

項目 内容
積み立て金 1,000円~5,000円
支払い回数 60回~12回

経済的負担を気にするなて、少額の積み立てで済む互助会に入会しましょう。たくさん積み立てて葬儀費用をなるべく多くカバーしたいなら、ある程度まとまった積み立て金を払う互助会でも問題ありません。

解約手数料が明示されている

互助会は積み立て途中でも解約できますが、解約手数料が発生するのが一般的。互助会によって異なりますが、解約手数料は積み立て金の約2割といわれています。

予想以上に高額の解約手数料が発生し、戸惑う人も多いです。親族が葬儀屋になって互助会が必要なくなったなど、思いもよらないところで解約を考える事例もあり得ます。万が一のことを考え、事前に解約手数料を確認しておきましょう。

互助会のメリット

互助会のメリット

互助会へ入会すると、葬儀に関することだけでなく生活の些細な面でもメリットで満ち溢れるでしょう。

葬儀への咄嗟の対応や優待サービスなど物理的なメリットだけでなく、掛け金返還の保証など利用者の精神的負担をケアするためのメリットもあります。

もしものときにすぐ対応できる

家族との別れは急にやって来るもの。葬儀費用をすぐ準備しようとしても、簡単にできることではありません。斎場の手配も下調べなしでは、難しいでしょう。

互助会で掛け金を積み立てていけば、葬儀費用の一部補填が可能です。互助会直営の式場を紹介してもらえるケースもあるので、お葬式の準備にかかる時間を一気に短縮できます。あなたが互助会会員なら、経済的負担が軽減する上に斎場選びの際には立地や収容人数を考慮するだけで良いのです。

さまざまな優待サービスが受けられる

葬儀以外にレジャーや家族旅行でも会費を用いて割引を受けられるのが、互助会の大きなメリットです。相互扶助協会と提携しているお店なら、飲食代を割引してくれるケースも多いでしょう。

互助会提携サービスに、普段家族が利用している施設や飲食店があるなら積極的に互助会加入を検討してください。

積み立て中でも利用できる

もし満期になる前に互助会加入者本人が死亡しても、積み立て金との差額を支払えばサービスを受けられます。互助会は積み立て中でも利用できるのです。

「全額支払い終わる頃には高齢になっているのでは」と将来に不安を抱く方は、積み立て中の利用を選択しても良いでしょう。

掛け金は返還される

互助会の掛け金は、掛け捨てではありません。あくまでも積み立て制なので、解約の際には手数料を引いた金額が返還されます。

積み立て金は国によって保管されているため、もし互助会が不要になって解約しても今まで支払ったお金は無駄になりません。

互助会のデメリットや注意点

互助会のデメリットや注意点

互助会の良い面だけを見ているなら、注意が必要です。一見利便性が高くお得に感じる互助会ですが、上手い話にはからくりがあるのが世の常。

互助会のデメリットを知らずに加入すると、後で痛い目を見るので注意が必要です。

積立金ですべてをまかなうことは不可能

毎月の積み立て金だけで葬儀の際は費用がかからないと思い込んでいる方が多い互助会。実際は多くのケースで、葬儀の際別途費用が発生しています。

満期を迎えても積み立て金だけで葬儀費用を賄うのは、難しいでしょう。もし積み立て金だけで葬儀費用を賄うのなら、参列者人数の少ない低グレード且つ小規模な式になることを覚悟してください。

互助会スタッフは「積み立て金でお得に葬儀を行える」と勧誘してきますが、契約の再はきちんと内容を確認しましょう。追加料金を払うことを前提として、あくまでも葬儀費用の一部分をカバーするための積み立て金と認識してください。

豪華なサービスを付帯してくれる互助会も存在しますが、昨今は使用頻度の少ないサービスで実際に葬儀を行う際は不要だったという事例も多々あります。使用しないサービスがあったとしても、差額は返還されません。本当に自分達に必要なプランなのか、時間をかけて再考してください。

保証外の掛け金が戻ってこない可能性

互助会は民間企業なので、当然倒産するリスクがあります。経営が上手くいかず経営破綻しても、返還されるのは保証されている半分程度です。残りの半分は、保証外の掛け金なのでもし会社が倒産してもあなたの手元に戻ってきません。

将来に備えて準備をするのは大切なことですが、利用したい互助会の経営が軌道に乗っているか冷静に見極めるシビアな目線も必要。魅力的な互助会があったら、サービスだけでなく会社の状況も確認してください。

解約手数料が必要

いつでも解約可能な互助会も、解約の際は手数料がかかります。解約手数料は積み立て金全額の2割程度が一般的なので、実質的にはかなり大きい金額が解約手数料になります。

互助会への加入時期や支払い回数によって解約金も異なりますが、多少の損失があることは理解してください。解約金や計算方法は、互助会に問い合わせれば教えてくれます。今すぐ解約する必要がなくても、もしものときに備えて解約金を確認しておけば安心でしょう。

互助会の加入に向く人・向かない人

互助会の加入に向く人・向かない人

自分に互助会が向いているのかは、意外と判断が難しい部分です。終活の一環として互助会加入を決意しても、気持ちが揺れ動く場面もあるでしょう。

互助会の向き不向き理解せずにメリットにだけ目を向けていると、加入してから損をする可能性が高いです。あなたの希望する葬儀プランやサービスから、互助会加入が妥当なのか長考しましょう。

向いている人

利用したい葬儀社が決まっていて変更がない方は、互助会加入をおすすめします。

多くの互助会では一般葬を想定して積立金を募っているので、特定の葬儀社で大規模なしっかりとした葬儀を挙げたいならより一層互助会加入を推奨します。

  • 家族代々特定の葬儀会社を利用している
  • 終活中の家族が利用したい葬儀社を指定している

上記のシーンに該当する方は、互助会に加入して損はしないでしょう。

向いていない人

民間企業である互助会は、解約時や費用面でトラブルが起きやすいです。以下に挙げる方は、互助会加入を残念ながらおすすめできません。

  • 解約時のトラブルを避けたい
  • 自由にプランや葬儀社を選びたい
  • 格安で葬儀を行いたい

解約時には、十中八九引き止められます。互助会で葬儀を行う際にはプランも葬儀社も固定されているパターンが多く、途中で気が変わったら解約を検討することもありえるでしょう。「自由にプランを選びたいし解約でスタッフと揉めたくない」と思っている方は、なるべく互助会加入を避けるのが無難です。互助会の積み立て金で葬儀費用全額を賄うことは不可能なので、格安葬儀を行いたいなら互助会ではなく良心的な料金プランを提供してくれる葬儀社を頼ったほうが良いでしょう。

メモリードがやばい理由は決算公告を見ると分かる

メモリードがやばい理由は決算公告を見ると分かる

メモリードは今や大躍進を遂げた大きな会社ですが、決算公告では悲惨な数値を叩き出しています。赤字が続いているので、今後の経営は不確かな状態。互助会の積み立て金が返還されないリスクも高いため、メモリードの互助会加入は積極的にはおすすめできません。

互助会は、メリットと同時にデメリットも多数発生します。葬儀社選び同様良い面も悪い面も見据えるのが、正しい判断方法です。もし互助会に加入するなら、経営元がしっかりした会社か事前に確認してください。

葬儀では直面する問題が山積みです。互助会はそんな問題解決を手助けしてくれる素晴らしい団体ですが、全面的に互助会に頼るのは賢い方法とはいえません。互助会上手く賢く利用して、理想とするお葬式を実現できるよう自身でできる準備にも忘れず取り組んでください。