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葬式の出席はどこまでの親族を呼ぶ?参列する・しない別マナー

葬式の出席はどこまでの親族を呼ぶ? 葬儀

お葬式の出席は、どこまでの親族を呼ぶべきなのでしょうか。

故人との最期のお別れには、縁やゆかりのある人全員に来てもらいたいのが遺族の本心でしょう。

しかし、規模が大きい葬儀になると費用が高くなりますし、参列者が多すぎると遺族は対応に追われてしまいます。故人を静かに見送りたいのであれば、参列する人の範囲を決めなければいけません。

出席の目安の判断となるポイントや、親族の葬儀マナーを解説します。

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葬儀に出席するのはどこまで?親族の場合

葬儀に出席するのはどこまで?親族の場合

葬儀に出席する親族はどこまでなのかは、遺族として参列者を招待するときだけではなく、参列者として葬儀に参加する場合にも知っておく必要があります。

知識があれば、葬儀後に「なぜ呼んでくれなかったのか」と親族から怒られても、それが失礼ではないと証明できますし、反対の立場でも「どうして自分は呼ばれなかったのか」と寂しい気持ちになるのを避けられます。

明確な決まりはない

葬儀の出席の範囲は特に決まっていません。

参列者をどこまで呼ぶかは、喪主を中心とした遺族が決めます。

ただし、故人の遺言や遺志がある場合は、その想いを尊重するのが重要です。招待を迷ったときは「故人が最期に会いたいと思うかどうか」を考えて決めるのも良いでしょう。

また、葬儀会社に相談してみるのもおすすめです。プランのことだけではなく、無料で24時間365日いつでも気軽に悩みや希望を聞いてもらえます。

親族の定義はどこまで?

親等 血族 姻族
1親等 父母、配偶者、子 配偶者の父母、子の配偶者
2親等 祖父母、兄弟姉妹、孫 配偶者の祖父母、配偶者の兄弟姉妹、本人の兄弟姉妹の配偶者、孫の配偶者
3親等 曽祖父、曾孫、伯父伯母、叔父叔母、甥姪 配偶者の曾祖父母・甥姪、おじおば・甥姪・ひ孫の配偶者
4親等 高祖父母、玄孫、いとこ、姪孫(甥姪の子)
5親等 高祖父母の父母、曾祖父母の兄弟姉妹、曾孫の孫など
6親等 はとこ、玄姪孫、昆孫など

親族は民放第725条において、次のように定められています。

  • 6親等内の血族
  • 配偶者
  • 3親等内の姻族

なお、親族と同じ意味の言葉として使われることが多い親戚ですが、親戚には法的な意味はありません。

例えば本人の配偶者のお姉さん(2親等の姻族)の旦那さんは3親等姻族に該当しないため、法的には親族ではありません。

葬儀に出席する親族を呼ぶ基準の例

葬儀に出席する親族を呼ぶ基準の例

参列者の範囲は明確に決まっていません。

しかし、決まっていないからと、限りなく呼んでしまうと遺族は大変になってしまいます。

遺族として、故人との最期をどう過ごしたいのか。故人の思いを尊重した葬儀にするには、何を基準にすると良いのか。

こうした目線から、葬儀の出席者の範囲を考えてみましょう。

葬儀の規模から全体の人数を決める

葬儀の規模 葬儀の形式 参列者の人数 参列者の範囲
大規模 一般葬 100~200人
  • 遺族
  • 親族
  • 会社関係者
  • 友人
  • 知人
  • 近所の人
    など
中規模 一般葬 50~100人
  • 遺族
  • 親族
  • 会社関係者
  • 友人
  • 知人
  • 近所の人
    など
小規模 家族葬、一日葬儀、直葬 5~50人
  • 遺族
  • 親族

葬儀の規模によって参列者の人数が違い、規模が小さいほど参列者の人数は少なくなります。

家族葬や一般葬に参列者の制限はありません。ですが、家族葬は小規模が多く、一般葬と比べて参列する親族の範囲が狭くなるのが一般的。

なお、公正取引委員会では、参列者が50名以下の葬儀を家族葬として定義しています。

また、家族葬と言われたら、家族以外は参列できない訳ではありません。家族以外でも故人や遺族の意向があれば参列は可能ですが、近年はコロナの影響もありお葬式やお通夜に行かない人が多く、近親者のみで執り行うケースが増えています。

2親等以内である

一般的には、小規模の家族葬や直葬は2親等以内、中~大規模の一般葬は3親等以内を基準として葬儀に招待することが多いです。

故人と親交が深かった

生前の故人との付き合いなどから、最期のお別れに来てもらうべきと思えるなら、親等にこだわらずに招待するのが良いでしょう。

迷ったら呼ぶ

葬儀に呼ぶべきか、選択に迷ったら呼びましょう。

特に故人と親交が深かった人は葬儀後の連絡で訃報を知ることになればショックは大きく、トラブルに発展してしまう可能性もあります。

参列者への連絡方法や伝える項目

参列者への連絡方法や伝える項目

葬儀の参列者の範囲を決めたら、続いて招待する人へ参列をお願いする連絡をします。

連絡はぶっつけ本番ではなく、メモなどに内容を落とし、情報を整理しておくことが大切です。メモを用意したら、以下の順番を意識しながら連絡をしましょう。

連絡は速やかに電話する

葬儀の参列をお願いするときは、メールやLINEではなく電話で直接伝えてください。

この時点で葬儀場所や日時が決まっていなくても、訃報をお知らせする意味でまずは一報を入れておくのが礼儀です。故人が亡くなった日時のみを伝え、詳細は決まり次第、追って連絡する旨を伝えましょう。

「葬儀の詳細が決まってから連絡をしたほうが、二度手間にならずに良いのでは?」と思いますが、連絡が遅いと相手に不快な思いをさせてしまう場合があります。

葬儀の種類や日時などを伝える

訃報をお知らせするときに詳細が既に決まっているのであれば、次の内容を伝えてください。

  • 葬儀の種類
  • 葬儀の日程
  • 葬儀場や斎場の場所
  • 喪主の名前と連絡先

これらを伝えた上で、参列のお願いする旨と都合を尋ねましょう。

また、年配者の場合は訃報を知ったときに香典や供花の用意をする人が多いので、辞退する場合はその旨も伝えてください。

葬儀の案内状を出す

電話で葬儀の連絡をした後に、必ず案内状を出してください。

お互いにいつもとは違う状況であるため、通話のみのやりとりでは記憶が曖昧になってしまい式場の場所や日時を間違ってしまう可能性があるからです。

また、案内状には、服装や会食の有無なども記載しておくと良いでしょう。

葬儀に呼ばない親族への対応方法

葬儀に呼ばない親族への対応方法

家族葬など少ない人数で葬儀を執り行う場合、葬儀に呼ばない親族が出てしまいます。

葬儀に呼ばない親族に対しては、招待した親族以上に気を遣ってください。大切な人を亡くした失意の中での配慮は大変ですが、後々のトラブルを避けるためには必要な対応になります。

葬儀が終わってから報告する

事後に報告することで、相手は葬儀に出るべきか迷う必要がなくなります。

報告は必ず電話で行い、まずは事前に伝えられなかったことを謝罪しましょう。「最期のお別れをしたかった」と残念な気持ちを伝えられるかもしれませんが、故人(または遺族)の意向で家族葬を行ったと伝えれば、大半の場合は納得してもらえます。

ただし、相手によっては事後報告よりも事前に伝えておいたほうが良いと感じるケースもあるかもしれません。そのときは、訃報を伝える電話で、家族葬を行うため参列は辞退していただきたいことを丁寧に説明しましょう。

電話で葬儀終了の報告をした後は、挨拶状(死亡通知)を出します。

挨拶状は出すタイミング(葬儀の前と後)によって意味合いが変わり、葬儀の後に出すものには次の2つの意味があります。

  • 葬儀を無事終えたことを報告する
  • 生前お世話になったことを故人に代わってお礼を伝える

なお、年末が近いのであれば死亡通知ではなく、喪中はがきを出しても問題ありません。

弔問対応の準備をしておく

挨拶状を受け取って訃報を知った人が、自宅に弔問に訪れることがあります。

遺族に気を遣って玄関先でお悔やみと香典を渡して帰る人もいますが、「お線香だけでもあげていただけませんか?」と声をかけるのが良いでしょう。

自宅に上がって線香をあげていただける場合は、お茶やコーヒーなどの飲み物とお菓子でもてなしましょう。小さな子供が来ることを想定して、ジュースなども準備しておくと安心です。

また、香典返しの準備をする必要もありますが、間に合わなければ後日に郵送しても問題はありません。

葬儀に参列する親族のマナー

葬儀に参列する親族のマナー

親族として葬儀に参列するときは、会場には早めに到着するようにしましょう。親族は参列者であると同時に、参列者をもてなす側でもあるからです。

また、ほかにも覚えておくべきマナーがあります。

香典辞退の場合は無理に渡さない

遺族が香典辞退を申し出るのは、次のような理由が挙げられます。

  • 参列者に負担をかけたくない
  • 香典返しが大変だから
  • 身内のみで故人を送りたい(家族だけで負担したい)
  • 故人の遺言
  • 事務処理の負担軽減のため(社葬など)
  • 慣習にとらわれない葬儀がしたい

いずれにしても遺族や故人の意向が強く反映されているため、自分ではなく、相手の気持ちを尊重しましょう。

葬儀では向かって右側の席に座る

葬儀の席順は、祭壇に向かって右側が遺族や親族が座り、向かって左側は会社関係者や友人、知人などが座る一般席になります。

前方は遺族が座るので、親族は前方の席には座らないようにしましょう。

また、焼香は喪主→遺族→親族となり、故人と親しい人が先になります。

通夜振る舞いにはできるだけ参加する

通夜の後に行われる通夜振る舞いは、喪主が僧侶や参列者に感謝の気持ちを伝える食事の場です。そのため、「人数が多いと遺族の負担になるから、自分は不参加にしよう」と思うかも知れません。

しかし、通夜振る舞いには「故人を偲ぶ」という、もう一つの大切な意味があります。

通夜振る舞いで食事に箸をつけることは故人の供養になり、故人の思い出話をして遺族を慰める意味もあるので、親族は基本的に参加するのがマナーです。

精進落としでは遺族の近くに座る

会食の名称 内容
通夜振る舞い 通夜の後に参列者へ料理を振る舞う。参加する人数が読みにくいため、オードブルなど大勢に対応できる料理を出すのが一般的。
精進落とし 初七日法要もしくは火葬後に参列者に料理を振る舞う。参加する人数が決まっているため、仕出し弁当や会席料理などを出すのが一般的。

精進落としは本来、四十九日の忌明けに行われる儀式でしたが、現在は遺族が僧侶や参列者をもてなすために行われることが多くなりました。

僧侶が上座に座り、続いて会社関係者や友人知人、最後に親族が座り、喪主や遺族は末席になります。

精進落としに参加する場合は、遺族と一緒にもてなす側に回るのが良いでしょう。喪主の近くに座り、遺族の支えになるように努めましょう。

葬儀に参列できない親族のマナー

葬儀に参列できない親族のマナー

  • 急な体調不良
  • 仕事の都合がつかない
  • 事前に決まっていた予定がある

こうした理由で葬儀に参列がかなわないのは誰にでも起こり得るため、必要以上に心配せず、状況に合わせて臨機応変に対応しましょう。

喪主にお詫びと共に行けない旨を伝える

訃報や葬儀の連絡を受けたときには、まずは弔意を伝え、続いて参列できないことをお詫びしましょう。

理由を取り繕う必要はありませんが、注意したいのは結婚式と重なった場合。「結婚式に出席するので」と本当の理由は明かさずに、「やむを得ない事情があって」のように曖昧な断り方にしてください。

なぜなら、冠婚葬祭では弔事(葬儀)の優先順位が先になるため、一般的には葬儀を優先するからです。結婚のお祝いは後からでも伝えられますが、故人との最期のお別れは葬儀でしかできません。

ただし、故人との関係性などによっては、結婚式を優先しても問題がないケースもあります。

例えば結婚式を挙げる夫婦が身内なのに対し、故人とはそこまで親しい間柄ではなければ結婚式を優先してもマナー違反にはなりません。

現金書留封筒で香典を送る

葬儀に参列できない場合は、香典を渡して弔意を伝えることができます。

参列者に香典を託しても良いですし、間に合わないようであれば郵送しても構いません。ただし、現金を普通郵便で送るのは郵便法第17条で禁止されているため、必ず現金書留封筒に入れて送りましょう。

また、現金書留封筒は郵便ポストに投函せず、郵便局の窓口に持参してください。なお、現金は不祝儀袋に入れ、一緒に手紙を添えると丁寧です。

弔電を送る

弔電とは、故人や遺族への哀悼の意を表した電報のこと。遺族が香典辞退を申し出ていても、弔電は送ることができるので弔意を伝えられます。

弔電の送り方 内容
電話(115) 午前8時~午後7時、年中無休で電報専門のオペレーターと直接やり取りができます。弔電を初めて送る場合など、相談をしながら決めたい方におすすめ。
インターネット NTT東日本NTT西日本のD-MAILサイトで弔電を選んで送ることができます。午後2時までの申し込み完了で、当日中に日本全国発送可能です。また、郵便局のレタックスでも同様に送ることができ、こちらは3時30分までの申し込みで当日発送しています。

なお、弔電は通夜が行われる場所に、通夜の前までに届くように送るのがマナー。

弔電の金額は故人との関係によって異なりますが、3,000~5,000円が一般的です。

供花や供物を贈る

仏教の場合は、五供(ごく・ごくう)と呼ばれる供物の基本があります。

種類 内容 意味
線香・お香 仏様は線香の香りを召し上がるため、線香をお供えすると供養になります。また、香りが参列者の心身を清めます。
供花は供物の一種です。仏様は花の香りを好むとされ、彩りを楽しんでもらいます。
灯明 ろうそく 仏様の心や世の中の照らし、参列者の迷いをなくすとされます。
水・お茶 仏様の喉を潤し、参列者の心を清めます。
飲食 お菓子・果物・缶詰 炊き立てのご飯など家族が普段食べているものをお供えして、故人と繋がるという意味があります。

ただし、宗教の宗派や地域のしきたりなどによって、贈るのはふさわしくないとされるものがあります。そのため、いきなり供物を贈るのではなく、まずは葬儀を担当している葬儀会社に連絡をしてください。

葬儀会社は宗派による違いや地域性などを熟知しているので、マナー違反を避けられます。

なお、供花の相場は10,000~30,000円、供物の相場は5,000~15,000円程度。金額が多すぎると遺族に気を遣わせてしまうので、相場に見合ったものが良いでしょう。

代理人に参列してもらう

本人が葬儀に参列できない場合に、身内や会社の同僚などに代理で参列してもらうことができます。

この場合、代理人が故人と直接面識がなくても問題ありません。

なお、香典は依頼者が用意しますが、表書きには依頼人の名前の左下に「代」を記入します。代理人が配偶者であれば「内」を、職場の上司の代理で会葬に参列する場合は会社の代表となるため、会社の正式名称と上司の名前を記入してください。

後日に弔問する

葬儀・告別式後から3日空け、四十九日までに遺族に連絡をして自宅へ弔問に伺います。

葬儀直後に連絡なしで弔問するのは止めましょう。

また、当日は長居をせずに帰るのもマナーです。遺族の負担にならないように配慮しましょう。

親族は葬儀で何を手伝うべき?

親族は葬儀で何を手伝うべき?

葬儀の手伝いは親族を始め、友人や知人、会社関係者などが行います。

遺族は参列者への挨拶や葬儀の進行などで忙しいため、率先して動けるようにあらかじめ手伝いの内容を把握しておくと良いでしょう。

男性は出棺を手伝う

葬儀・告別式の後の出棺は、男性が棺を霊柩車まで担ぎます。

男性が出棺を行う主な理由には次の2つがあります。

  • 葬列の名残
  • 安全面の配慮

葬列とは、自宅で葬儀を行った後に、遺体を火葬場や墓場まで運ぶ行列のこと。

昔は霊柩車がなかったので、遺体を遠くまで運ぶのは人力でした。葬列は夜間のみ出すのを許可されていたため、行列には松明や白い布を持って先導する役割が必要で、女性が行っていたとされます。

一方で、親族や近所の男性は棺を担いで運ぶ役割を担っていました。こうした風習の名残によって、今も出棺は男性が行うものと考えられています。

また、棺の材質などによって総重量は100㎏を超えます。男性よりも力がない女性が担げば、誤って落としてしまうかもしれません。同様の理由で、男性であっても年配者よりも若い世代の人が優先されます。

ただし、出棺の手伝いは男性しか行えない訳ではありません。近年は家族葬など少人数で行う葬儀が増えているので、人手が足りない場合には女性でも出棺を手伝うことがあります。

受付で対応する

葬儀時間に遅れてきた参列者に対応したり、貴重品の管理などを行うため、受付を担当する人は基本的には葬儀に出られません。

そのため、受付は遺族や直系の親族ではなく、遠方の親族や喪主の友人・知人、会社関係者、近所の人などが行うことが多いです。

自分が遠い親族に該当する場合は、遺族から頼まれたら快く引き受けるようにしましょう。

香典を管理する

受付では香典の受け取りが行われます。金銭が関わるので、遺族としては信頼できる人に頼みたいと思うはずです。

また、友人や知人、近所の人などに香典の管理を任せるのは負担に感じてしまうのではと、遺族が気を遣う可能性もあるでしょう。

こうした経緯から、香典の管理は親族にお願いするケースが多いです。

遺族に「何かお手伝いできることがあれば言ってください」とあらかじめ伝えておけば、いざというときに頼みやすくなるでしょう。

食事の席で接待する

控室を訪れる僧侶や参列者にお茶やお菓子を出したり、通夜振る舞いや精進落としの食事会で配膳などを担当します。

一般的には女性が行うものとされ、白い割烹着や黒いエプロンなどを着用するため、あらかじめして用意しておく必要があります。遺族から当日お願いされても困らないように、持参するのが良いでしょう。

駐車場の手配をする

駐車場がない場合は、近くの駐車場の手配が必要になります。

また、当日は駅から葬儀会場までの案内や、車の誘導、駐車場の整理など内容は多岐に渡ります。長時間駐車場にいるため、葬儀には出られません。一般的には遠縁の親族の男性が担当することが多いです。

撮影する

葬儀の撮影については、遺族の意向と葬儀社の許可の確認が必要です。

遺族や葬儀社が撮影しても良いのであれば、撮影しても構いません。

また、遺族が参列者を把握するために撮影をお願いする場合もあります。

必要なものを買い出しする

控室で出すお茶やお菓子が足りなくなってしまった、動き回っていたらストッキングが伝線してしまい替えがほしいなど、葬儀中に買い出しが必要となることは多々あります。

遺族は参列者の接待などで忙しいため、「何か足りないものはありませんか?」と声をかけ、必要に応じて買い出しを行うと良いでしょう。

車を運転する

葬儀場から火葬場への往復にバスが用意されていない場合は、自家用車を出して乗り合わせを提案すするのも親族ができる手伝いになります。

親族の葬式に出席するときによくある質問

親族の葬式に出席するときによくある質問

  • 付き合いのない親戚は葬式に呼ぶべき?
  • 旦那の親戚の葬儀はどこまで出るべき?

こうした質問を直接尋ねるのは躊躇してしまうものでしょう。

以下に回答をご紹介します。

付き合いのない親戚は葬式に呼ぶべき?

参列者を限定しない一般葬や一日葬では、遺族が参列者を限定するのは難しいでしょう。

しかし、家族葬であれば遺族が参列者を限定できます。

付き合いのない親戚を呼ばずに葬儀を終えた後は、「故人の意向で家族葬を行いました」と挨拶状を送ってください。

また、遺族側で呼ぶべきか悩むようであれば、連絡は行い、参列の有無は先方に決めてもらうのも一つの方法です。

旦那の親戚の葬儀はどこまで出るべき?

葬儀に参列する親族の定義は、姻族の場合は3親等。

旦那の配偶者であるあなたから見て、以下となります。

  • 両親
  • 祖父母
  • 曾祖父母
  • 伯叔父母
  • 兄弟姉妹
  • 甥姪

また、結婚式に来てくれた人や、義父母からお願いされたときは参列したほうが良いでしょう。

義父母や夫が参列しないのであれば、あなたも参列する必要はありません。

子どもがまだ小さく迷惑をかけてしまう場合も、義父母や夫に相談の上、参列を見送っても問題ありません。

葬式に出席する親族がどこまでか決まりはない

葬式の出席はどこまで親族を呼ぶのかは、明確には決まっていません。

葬儀の規模や形式を元に、法的な親族の範囲内で参列者を招待すると良いでしょう。

呼ぶか呼ばないか迷ったら呼ぶ、故人が最期に会いたいと思うか?という視点で考える、ということを覚えておくと、自ずと道は開けるはずです。

また、事前に葬儀会社へ資料請求をした流れで、不安に思っていることを尋ねてみるのもおすすめです。